胃カメラ同様に眠るお薬を使い、眠った状態で検査を行いますので、苦痛なく検査を行えます。
血便や下痢、便秘、腹痛等のおなかの症状の原因を調べるために、肛門からカメラ（内視鏡）を挿入し、大腸と小腸の一部を観察します。その上で、ポリープや癌、炎症などの診断をします。
時間的は検査のみであれば、10分～20分です。
尚、当院では検査中に治療可能なポリープあれば、その場で治療する事が出来ます。

基本的には予約が必要です。
あらかじめ、受診いただき診察の上、予約をお取り下さい（月・火・水・金が検査日です）。

検査の流れ

前処置（前日まで）

検査のためには、大腸の中を空っぽにしなければなりません。その為、便秘の方は数日前より便通を良くするお薬を飲んでいただきます。
その上で、前日は昼食、夕食は検査食（お腹に残りにくい）を食べていただき、夜に下剤を飲んでいただきます。

検査当日

1. 初めての方、または症状のある方は食事を取らず（水、お茶は構いません）に朝から来院していただき、透明の下剤を2時間程かけてゆっくり飲んでいただきます。
   繰り返し排便があり、透明になってくると準備は完了です（トイレはご自身専用で準備致します）。
   ※既に複数回の大腸カメラをなさって、症状が無ければ、ご自宅での準備が可能です。透明になり、便意が落ち着いてからご来院ください。
2. 更衣室で検査着（上半身は服の上から、浴衣タイプの検査着で、下半身は下着を脱ぎ、検査用パンツをはきます）に着替えます。
3. 検査室に移動し、検査台にて仰向けになって点滴します。その後左を下にして横向きになります。
4. 点滴チューブより眠るお薬を入れて、眠ったのを確認して検査を始めます。
5. 検査後はそのまま、検査台を移動して約１～2時間程（個人差があります）休んでいただきます。
6. 目が覚めてから、医師から説明があります。

※なお、必要あれば胃と大腸を同時に行う事が出来ますが、基本は別々での検査をお勧めします。